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2011'07.04 (Mon)

この世のミステリアスでファンタスティックなもの

おばあちゃんの退院が延びている。
当初は2週間の予定だったのに、怪我とは違い脳梗塞による歩行困難だから、また
少し違うようだ。
このままだと長引きそうだから、前回お世話になったリハビリ専門の病院へ空きができたら
移転することができるようにままの妹が手配をしてくれた。
まま、頼りになる妹がいて良かったね。
だからって、甘えてばかりいちゃだめだよ。
院長先生のお話によると年齢を重ねる毎にこのようなことがこれからは多くなり、
特別養護ホームの手配も考えた方が良いと勧められ、そちらも現在お世話になっている
系列の施設であるニ箇所に同時に申し込みをした。
どちらも300~400人待ちだから、いつ入ることができるかは気が遠くなる話だけれど・・・
ただ系列の施設だから、優遇はしてくれそうだ。
認知症の方もかなり進んでいるから、日曜日もままはおばあちゃんに特訓だったそうだ。
お魚の名前をあいうえお順に言ったり、植物の名前を季節ごとに言ったり、そしてそれをノートに
記入する。
手順は前回の時と同じだけれど、前回すっと言えたことが言えなかったり、逆になかなか
言えなかったことが言えたり・・・
脳のしくみってわからないね。
帰り際に、疲れたでしょうけれど、これもお母さんの為だからって言うと、おばあちゃんは
にっこりして頷いたそうだ。
分っているんだね。
おばあちゃん、お疲れ様でした。



さて、行き帰りの電車の中ではままはいつものように動く図書館で、今日は先週から読んでいる
宮本輝著「ドナウの旅人」の上巻を読み終えた。
久方振りに読み返したけれど、この本は平成9年に読んでいるからもう14年も経っている
わけで、おぼろに覚えてはいるけれど、なんだか新鮮な気持ちで読むことができたようだよ。
しかも、感じ方も違って、見えない部分が見えてきたようなそんな感じらしい。
たくさん付箋をつけた部分や簿アンダーラインを引いた箇所があったけれど、その部分は
確かにふむふむと思えたらしいけれど、また新たにこんなこともあんなこともと心に響く
部分があって、更に宮本輝ファンになったままだった。


窓辺にグリーンのカーテンを!ただじゃあすませぬ、実益兼ねて我が家の自家製きゅうりが実りましたよ~♪

別れた恋人と再会し結局よりを戻し、結婚を約束している二人のこんな場面。
「シギィ、とても元気ね。私もう帰りたい」
「いつでもお帰り下さい」
一歩大きくうしろにさがり、シギィは微笑みながら両手を広げた。
そう、いま、帰るところは、ここしかない。麻沙子はシギィの腕に両手を巻きつけ、顔を
うずめた。
「ミステリアスだな」
「何が?」
「何もかもが」
「シギィの青い目もミステリアスよ」
「マサコの黒い目もミステリアスだよ」
「風が吹くのも、花が咲くのも、木の葉が枯れて落ちるのもミステリアスでファンタスティックね」
「この世に、ミステリアスでファンタスティックじゃないものなんて、何一つないさ」


ほれ、こんなに大きくなっちゃってー!

断片だけを言ってもきっとわかってもらえないかもね。
でもね、なんとなくままはよし、今日はこの部分をブログに載せようと思ったらしい。
だから、チンプンカンプンかもしれないけれど、許してね。

なんとなくニュアンスなんだよね。これってね。
僕はすこうしだけままの気持ちがわかるような気がした。
すべてすべて素直に自然のままに受け入れること、
こういうことじゃないのかなあ?

おばあちゃんが大変だ。
今は本当にこのことがままの心を悩ましている。
勿論パパも僕もみ~んなね。
でもね、年を取るってことはこういうことなんだよね。
みんなが通る道なんだよね。


ついでに、蓮のお花も買ってしまったー とい言ってもまだ咲いていないけれどね(^_^;)

いつまで生きるんだろうねえーっておばあちゃんがしみじみ言った時に、ままはこう言った。
「そんな悲しいこと言わないの!神様が与えてくださった命なんだから、一生懸命に寿命は全うしなくてはね。頑張ろうね、
お母さん!」ってね。

そうさ、この世は実にミステリアスでファンタスティックなものなのさ。
まだまだわからないことだらけなのさ。
この先何が起きるかわからないけれど、自然に受け入れること。
素直に受け入れること。
そして、前を向いて進むのさ。
ハッピー♪ハッピー♪という気持ちでね。

テーマ : パピヨン - ジャンル : ペット

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